生活習慣病の1つである糖尿病は、インスリンが不足することで血液中のブドウ糖が高くなる高血糖の状態となり、様々な合併症を引き起こす病気として知られています。
健康診断などで糖尿病と診断された場合、糖尿病専門外来などで専門的な治療を行うことになります。
多くの総合病院またはクリニックに糖尿病専門外来は設置されており、主に2型糖尿病に関する専門的な治療を行っています。
加えて1型並びにそれ以外の要因で引き起こされる糖尿病の診断も併せて実施されています。
糖尿病は投薬治療に加え、食生活の管理を行う食事療法や適度な運動により体調維持を行う運動療法も並行して行うことが一般的です。
糖尿病は一度なると完治そのものが難しいので、病状の悪化および合併症の予防が治療方針になります。
血糖値を下げることを目的とした治療を円滑に進めるため、専門の医師以外に日本糖尿病療養指導士の資格を持つ看護師などの医療従事者が常駐しています。
糖尿病自体が生活習慣病の1つとして位置づけられていることから、医療機関によっては高脂血症や高尿酸血症など、糖尿病以外の病気を診ることもあります。
そのため、合併症により糖尿病以外の病気にかかったとしても、糖尿病専門外来で一貫した治療を受けることができます。
糖尿病を専門としているものの、腎臓病や肝臓病といった命に関わる病気にも対応しており、私達の生活に欠かせない専門外来と言えます。
そして需要の高まりとともに糖尿病専門外来で働くスタッフも広く求められているため、上記のような資格を取得して活躍を目指す医療従事者も増えてきています。
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